営業話法に乗せられて、ノリでMac book Airを買った
2015年もあと数日で終わろうとしていた12月27日、「ノリでMac book Airを買てしまった」しかも、ストレージを増設して。
当日は有馬記念にて運試しをした後に、昼から楽しいグルメツアーにてビールを飲んでいた。
昼からの酒で楽しくなったのか、友人が悪ノリをぶっ混んできた「もう、今日ロレックス買いに行こう」。
以前から欲しいと言っていたので、「買っちゃう?」と調子にのっていたのだが、「Mac bookも買い変えたいなぁ」こう思い始めてしまった。
悩んだ末にロレックスは誕生日まで見送ることにし、代わりにApple Shopに行くことになった。というのが購入までの流れ。
良い買い物をしたのは間違いないのだが、勢いやノリって恐ろしい。フジテレビの某番組でもノリで高級時計いっちゃってるからね。あー怖い。
折角Macを買ったということなので、使用レビュー的なものを書いてみようと思ったのだが、たいして使っていないので何を書いていいやら。
Mac book Airの良いところ
「全部です」以上。と言いたいぐらいMacは使いやすい。
以前はMac book proだったので2台目となる。会社ではWindowsなのだが、Macはやっぱりイケている。
アプリ間の連動性があり、一貫性があるので抜群に能率が良い。最近のWindowsは迷走してる感がすごくする。
- 起動が速い
- 中身がシンプル
- ソフトに連動性がある
- トラックパッドが便利
- Dockが使いやすい
- USキーボードが使いやすい
- 全てに一貫性がある
絞り出してこれだけ。Macユーザーに本当申し訳なく思う。
でも、実際使ってみたらわかるかと思う。もう手放せないね。
ちなみにカバーはこれがおすすめ。
ドア・イン・ザ・フェイス
今回Macを買ってしまったのは、営業話法があったからではないかと思う。
- 本来の着地点(これを買って欲しい)よりも大きな着地点を見せる
- 相手が断りを入れてきた際に本来の着地点を提案する
これは、営業マンがよくやっている「ドア・イン・ザ・フェイス」という話法である。
話法ではないが、実は生活をしている中で知らない間にこれに引っ掛かっているケースがある。
例えばお寿司屋さんで、「特上・上・並」のコースがあったとする。だいたいの方は間の「上」を選ぶはずだ。「一番高い特上は高すぎるしな、でも安い並はなぁ」こう考えた経験はあるのではないか。
これ、店側が上手に値段設定をして、「上」に誘導していたらどう思うだろうか。
一番売りたいもの(粗利いいやつ)を真ん中のランクに設定する。
このように、大きいモノを見せておいたうえで「本来のモノ」を見せれば、相手が妥協案として受け入れてくれ易いということだ。これをアンカリングという。
アンカリングとドア・イン・ザ・フェイスは似ている。
相手のバーをいったん高くしておいて、本来の提案をするという手法。
これは、子供のころにやってるはず。「これ買って。えー。じゃあこれ買って」これと同じ。
今回はロレックスでバーが上がって、妥協案のMac bookに落ち着いた。
自分の買い物なので営業話法で上手く誘導されたとは言えないが、受け手側の心が動く心理状況はこれと同じである。
営業話法はあくまで手段
世の中にはたくさんの職業が存在する。
そんな中でどの職場にも一人は居るだろう「仕事できる風」の人。
- 確率しかみない「数字系」
- 論理より全力「体育系」
昔から数字ばかりいう人は苦手だ。
確率大好きな人は、実際のスキルがあまりない。
「目標⚪︎⚪︎の内今は××。現在の成約率が10%だから、アポを20件から80件に上げないと達成できないね。もしくは成約率を何%に上げないと・・」と部下に話ししているのを見ると「いや、あくまで予想でしょ」と思ってしまう。
なんでもかんでも「定量的ではないよそれ」と言っておけば良いって訳ではない。
数値管理とは目標達成をするまでの、一つの手段であり予想にすぎない。管理をしたうえでそれ以外のことをしないといけない。
数字系の人にありがちなのが、そもそもなぜ「今の現状なのか」が抜けている場合がある。うえで言えば具体的な「成約数の上げ方」がわかっていない。
「確率」ばかり考えるのであれば、無理な案件は避けて母数を下げればいいんだから。確率だけでは成果は得れないということだ。
これと同様に、「営業話法」もあくまで手段である。用語と内容を知ったからといって契約してくれるわけではない。
- ところで、ドア・イン・ザ・フェイスの具体的な例と優良事例は?
- 確率はわかるけど、根本今のスキルは適正なの?上げれないの?
営業陣の部下への研修をたまに見学するのだがこう感じる。
数字とビジネス用語は使うだけでそれとなりに形になる。なので、あたかも最善の解決策を手に入れたと思ってしまう。
一方で気合があっても仕事はできない。「数字」「気合」のどちらかに偏ることなく仕事をしなきゃいけないのだなと改めて感じた一日であった。