選挙に行かない理由を考えるより、選挙に行く意味を考えよう
7月の参議院選挙から選挙権が18歳に引き下げられますね。約240万人が新たな有権者となるわけですが、今後の政治はどうなっていくのでしょうか。
「18歳という若者に選挙権を与えても、本当に選挙に参加をするのか。」ととある番組のコメンテーターが言っていました。ですが思います。30歳でも行ってない人いますよね。
選挙権引き下げに関する是非はもう出尽くしていますし、もう7月から開始なので今更どうこう言うつもりはありません。
ただ、今現状で行っていない人、新有権者で行くか迷っている人に今回の内容を是非ご覧いただきたい。
なぜ選挙に行かないのか?
これは、日本におけるテーマでありますし、多くの問題、要因があるため早急な解消は難しいと思う。多くの要因の中でも、「どうせ自分一人が行ってもな・・・」という理由で行かない決断をされている人が多く居ます。
- よくわからない
- 誰かが決めてくれる
- 政治に失望してる
- 自分に直接的恩恵がない
- 誰に投票していいかわからない
- 自分の一票なんて・・・
さまざまな理由があることでしょう。
実際私も20歳の頃は、政治も経済もよく理解しておらず、自分が行かなくても誰かが決めるだろうだなんて思っていました。
なにかと話題の政治家による政治資金の不正使用を見て何を思いますか。やはり、選挙に行く気が失せてしまうのでしょうか。
投票に行く意味ってなんなのか
選挙をする意味を少し考えてみました。
もちろん日本をより良くしてくれる政治家を選ぶことに他なりませんが、もっと根本的な意味があるように思うのです。
選挙とは「次の世代への土台作り」だと思います。自分が住みやすいように、得になるように少しでも環境を変えて欲しい。これは誰しもが思うことなのですが、全員の声を叶えるのは不可能です。
じゃあ、どうするべきなのかというと、今後の日本を形作る次の世代を中心とした国作りを、していかないといけないと思うのです。
すべての政治家の方を知るわけではないですが、ほぼ間違いなく全員に共通していることは「必ず当選したい」ということ。つまり、まずは当選しないことには自分がしたい取り組みができない訳です。
すると、「若者中心に。。。」と言っている政治家も、投票率の高い層に支持される発言、取り組みに変えないとそもそもステージに上がれない。
じゃあ何が起こるのか。現在投票率が高い50~60歳の層に目が向いてしまいます。
総務省のデータをご覧いただければわかると思います。
先述した行かない理由に「政治に失望している」や「誰に投票していいかわからない」などがありましたが、別にいいと思います。
選挙の公約なんてすぐに効果出るものではありません。なので、「誰に入れても一緒→政治資金の無駄使い→だから行かない」と考えてしまっている若者がいれば考え直して欲しい。
選挙とは「次の世代への土台作り」です。言葉は悪いですが、もう後が短い方たちのためだけにある訳ではありません。20~30代の投票率が80%超えたと考えてください。今までにない何かが変わるはずです。
迷っている方はとりあえず行ってみては
遠い未来のことなんてわかりません。また、未来をどうこうできると思えるほど傲慢でもありません。ただ、私たちにできることは、今の社会を次の世代へバトンタッチすることなんじゃないかと思うのです。
だって考えてみてください。今回の選挙で選ばれる方たちの任期って6年ですよ。1年後のことすらわからないのに、誰が適しているかなんてわからないです。
じゃあどうすればいいのか。そんなものはわかりません。わかっていたら、供託金300万用意して私が立候補しますよ(30歳未満なんでできませんが)。というか、話がそれますが、選挙権を引き下げるなら被選挙権も引き下げないと意味ないですよね。立候補できずして興味がわくのか。
これからの人類や、社会の方向がどう向かうかなんて、私たち以外が見ればいいと思います。
よくわからないなら勉強すればいいし、投票日に行けないなら期日前投票をすればいいし、とりあえず政治に関するアクションを起こす必要があります。
東京都の選挙に関する動画を見ましたが、別にどんな形であれ今までにない行動が生まれれば、あれはあれで良いと思います。(賛否両論あるようですが)
行かない理由を探す前に、是非とも行く意味を考えてみてはいかがでしょうか。まあ、「次の世代の土台作り」と言いつつも、自分が良ければいいという自分本位の考えを無くすのは難しいんですけどね。今後の政治に期待しましょう。