kaaaaawaのブログ

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「時は金なり」という言葉、正しく理解できていますか?

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 もうすぐクリスマスがやってくる。そして、忘年会ラッシュからの年明け、新年会とイベント続きの冬。財布の紐がゆるむ。毎年だが12月は「お金を使う」雰囲気に負けてしまい、貯金が上手くできない。我慢の冬になりそうだ。

先日、友人と飲みに行った時のこと。隣席からある会話が聞こえてきた。時は金なりって知ってるか?彼氏が彼女に問い掛けていたのだが、彼は間違った認識をしていた。

間違った使い方

 男「世の中にはお金で買えないモノがある。時間、愛、命とか」

 女「うんうん」

 男「例えば、一日の時間は24時間と決まっている。だから、お金を使って時間を増やすことはできない」

 男「つまり、すべての人に時間は平等にあると言うこと」

 女「平等・・確かに、時間も愛も金じゃ買えないよね」

 男「Time is money 時は金なり。これは、お金じゃ買えない時間は大切にしないといけない。そういう意味があるねん」

 女「なるほど。じゃあ、今のこの時間を楽しんで大切にしなあかんね

 男「そういうことやな・・」

逆にこっちが恥ずかしくなる。

他人の世界感をどうこう言うつもりはないが、「そういうことやな」の時のドヤ感が未だに頭から離れない。誤用ほど恥ずかしい物はない。そう強く思う。

では、本来の意味とはどういったものなのか?

「時は金なり」の本当の意味

 よく聞くこの格言は誰が残したものか?アメリカ紙幣に描かれている「ベンジャミン・フランクリン」という人だ。アメリカの政治家、物理学者、気象学者で、雷が電気であることを証明した人であり、避雷針を発明した人。以下の話が有名。 

「時間は貨幣だということを忘れてはいけない。一日の労働で10シリング儲けられるのに、外出したり、室内で怠けたまま半日を過ごすとすれば、たとえ娯楽や怠惰のために6ペンスしか支払っていないとしても、それを勘定に入れるだけではいけない。本当はその他に、5シリングの貨幣を支払っているか、むしろ捨てているのだ。」

シリングとは英国で使用されていた貨幣単位のこと。「1ポンド=20シリング=240ペンス」だったそうな。上の文を噛み砕くとこんな感じか。

「一日で120ペンス稼げる仕事に就いているけれど、半日休んで遊んでしまえば、遊んだ費用の6ペンスの出費だけではなく、半日労働分の60ペンスも無駄にしている」

つまり、時間はお金と同様に貴重であり有効なもであるから、無駄に費やしてはいけないよ。時間は尊いものですよ。という意味。時間を浪費すればその分だけ稼げたはずの賃金が手に入らない。と言うこと。

さらに追記すると、「貨幣は増殖するもの」という文が続く。

これは、貨幣は利子や投資で増える性質にあるということ。親豚一匹を殺せば、それから生まれるはずの子ブタ1000代までも殺しつくすことになる。つまり、半日時間を浪費するということは、半日労働分の60ペンスで生み得たはずの数10ポンドも無駄にしていると言うことになる。

時間≒お金と考えるならば

 時間というのはお金と同様に価値あるものである。なので時間≒お金」と捉えることもできる

例えば、「時給1,500円のバイト(副業)をしています。ある日、リラックスのため家でゲームを2時間しました。」この場合、家にいて既に購入していたゲームをしているので、一円も使用しておらず節約をしていると思いきや、全くそうではない。

2時間働けば3,000円稼ぐことができたので3,000円払ってゲームをしていると考えることができる。つまり、「ゲームを2時間もするということは、本来得れるはずの3,000円に相当する価値があって選択した行動なのか」と考えれるわけだ。

 「時は金なり」という言葉には、このような考えが含まれており、先述した「お金じゃ買えない時間は大切にしないといけない。今のこの時間を楽しんで大切にしなあかんね。」という意味で使われることではないといえるだろう。

 あのカップルのあの時間は本来得れたはずのお金に相当するのだろうか。それは、彼らにしかわからないこと。