商品レビューは信用できない?安心するには2つのポイントが必要
今のネット社会では、「行動をする前にはまずWebで調べる」というのが浸透している。何かを買う前には、やっぱり口コミが気になってしまう。
今朝ニュースを見ていると、昨日にこんな記事の掲載があった。
アマゾンの商品レビューにやらせがあって、アマゾンが提訴したという記事。5ドル(約600円)でレビューを書くという企業があったそうだ。いわゆるステマというやつ。この「ステマ」という言葉を最近聞くようになったが、これは口コミを利用したマーケティングが実際にあるわけで、それが世に定着しつつあるということでもある。
商品を買う、どこかに行く、などの何かの行動をするときには、Webで調べる人は多いと思う。
- 冷蔵庫を買う前に、価格.COMの商品レビューを見る
- 飲食店に行く前に、食べログの評価を見る
商品ページにレビューが全然書いてないと、「これ本当に大丈夫か?」と不安になってしまう。わからなくもない。口コミが多いほど正当な意見だと思ってしまう。多くの方の評価と言うのは理にはかなっていると思う。「世の中のこんだけ多くの人が良いと言っているのであれば、この商品は良い商品である確率が高いだろう」と思ってしまう。
ただ、ある条件の基じゃないとこの「口コミ、レビュー」は全くと言っていいほど合理的ではない。
信用あるレビューにするためには
- 偽ではなく真の内容(感想)を書かなければいけない
- それは、個人が独立した状態で書かなければならない
何が言いたいかというと、嘘はダメ、周りの意見を参考にしてはダメということ。
例えば、10円をガラス瓶に大量に入れて、「この瓶の中には何枚の10円が入っているか?」という質問を100人を対象に聞いたとする。前提として、他の人に相談はできない環境で。いろんな回答が出てくると思うが、回答を集計して平均値を取れば、なんとその平均値が瓶に入っている実数とほぼ一緒になる。
これは口コミにも言える。仮に、独立した環境化で真の内容しか書いていないレビューがあったとすると、その平均値が対象物の評価といっても過言ではない。しかし、今のWebサイトでは、二つの条件をクリアするのはまあ難しいことだが。
強制レビューに騙されるな
Webで商品を購入しようとレジまで進んだ際に、「レビューを書けば送料無料」とか、「レビューを書けば○○プレゼント」とかでてくる。
こんなのがあることから分かるが、信用していいレビューは確実にあるとは限らない。たまに、星3以下はつけれないやつとかあるからね。悪質だ。
ニュースリンクにも載せたが、「5ドルで良いレビュー書く」という商売があるという認識は持っておきたいところ。このように、ステマは知らないところで存在する。
ただ、中にも本当に使用した感想や、公平性を持った意見というものがあることも事実。なので、完全に信用できないかと言われるとそうでないともいえる。
買い手の目を欺く嘘の満点レビュー。信用するのではなく、一つの参考意見として捉える視点が必要なのかもしれない。