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お金がある者が格差の上に立つ?宿題代行業って知ってますか?

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 もうすっかり夏が過ぎ、台風が上陸してしきた。これから秋がやってくる。 

夏と言えば「夏休み」。小学生のお子さんをお持ちのご家庭は、大変だっただろう。

思い出すと、最後まで手をつけていなくて、膨大な量に悩まされていました。あの、いまいましい「夏休みの宿題」に。

先日、ニュースを見ていたら「夏休み宿題代行業」があるのを知った。数年前から、こういった会社が増えてきているそうだ。 

増えてきてるということは、利用している人がいるということ。

今回は、賛否が分かれるこの「宿題代行業」について少し考えてみたい。

断固反対ですよ!派

  • 自主的にやるからこそ、計画性が養える
  • 子供のうちに、雑務を金で解決することを認識させてはいけない
  • 他人任せの人間に育ってしまう
  • 社会の甘い「グレー」の部分を見せるのは早い
  • 責任感を持たせることが重要

「与えられたミッションを期日までに遂行する」という、大人になるために必要な「計画力」を体感できるのがこの夏休みの宿題。

なので、自分でやらずして何になるんだ。という意見もあるだろう。

また、子供の内に「お金を払って解決できる」ということを認識させてるのはどうなのか?というのもあるだろう。

私は、やってないのに「自分でやった」と言わせることになるので良くないと思う。これは、先生と生徒間の不正行為です。

つまり、嘘をつかさせてしまう環境を安易に作るのは、成長をする過程で良くないということだ。  

絶賛賛成ですよ!派

  • 塾や習い事の宿題が多く、手が回らない
  • 受験勉強が優先なので、宿題は後回し
  • そもそも、宿題の量が多すぎる
  • せっかくの長期休暇なので、豊富な経験をさせたい
  • 宿題レベルはすでに解けるので、時間効率が悪い

 中学校ですら「受験戦争」なので、レベルの高い勉強をさせたい。なので、代行してくれるのであれば、お願いしたい。という意見は多い気がする。

また、豊富な経験をさせたいので、普段いけない場所とかできないことを経験させたい。というのもあるだろう。経験は財産だからね。 

私は、子供を育てたこともないので、教育論について語るつもりはないが、今の世の中「受験・試験」というのが多い気がする。

良い学校に行き、良い企業に勤めるのは、誰しもが抱くストーリ。我が子をそのレールに乗せてあげたい気持ちもわからんでもない。

賛否よりも重要なこと

私は、反対派だ。ただ、賛否を問うよりも、もっと大切なことがあると思う。

「子供間の格差がもっと広まるんじゃないか?」ということ。 

金持ちの家に生まれるのと、貧乏な家に生まれるのとでは、その時点で差は確実にある。

これを言い出したらキリがないが、お金はあるにこしたことがない。

つまり、なにが言いたいかというと、「代行したくてもできない家庭」があるということ。

もちろん代行をしなくても、良い学びはあるし、それを肯定するわけではない。

しかし、先にも述べたが、「既に解けるレベルの学力」なのであれば、やる時間の分だけ、違う学びにあてられるということだ。

ということは、その分学力がつくので差は広がる。

その家庭の資金力で子供の学力が変わってくると考えると、日本の格差はかなり広まってしまう。

お年寄りからの孫への「教育費の贈与」を非課税にする(1,500万円)。というのもあるからね。

資本主義社会だから仕方がないか。